2013-01-01から1年間の記事一覧

うまにのったサンタさん

ずいぶん昔にいただいたお気に入りのサンタクロースです。 ねじを巻くと、白いお馬さんがひょこひょこ飛び跳ねるように進みます。 「サンタさんが、馬にのっている?それにどうして鼻が赤いの?」 と不思議な思いがわきおこります。 クリスマスを無事に終え…

震災で消えた小さな命展・・・25

〈毎年かざる小さなツリー) 4日前の水曜日、小さな命展の活動がNHK〈インターネット)で国際放送されました。 私はリアルタイムでは見られませんでしたが、アップされた動画を見ることが出来ました。 消えた小さな命のことを海外の方たちにも知ってもらえた…

においの記憶

(嵐の後の九十九里浜) 突如、ある匂いによって遠い思い出に引き戻されることがあります。 この香だとあの風景を思い出す、とわかっているものもあるのですが、 一体自分は何故この香に反応し、遠い記憶を思い出したのかな? と不可解な時もあります。 南風…

弱くて強いもの

(弱くて強いマツ) この一ヶ月ほどを何かとゆとりなく過ごしてしまい、 秋を見ぬまま冬を迎えようとしていました。 一度は秋に触れたいと思い、先日群馬県の山へ出かけました。 紅葉シーズンはほとんど終わりかけ、スキーシーズン前の静かなひととき。 こん…

ヒトひとりの力

(サースフェー・氷河) スイスのサースフェーで、かなしい事故があったことを聞きました。 先月行方不明となっていた日本人男性が、氷河で亡くなっていたとのことでした。 私も8月のスイス旅行で、フェー氷河を間近に見ています。 ロープウェーのシュピー…

震災で消えた小さな命展・・・24

(お迎えでだっこされたYちゃん) 岩手県宮古市で、直接絵を渡せたのが嬉しかったので、もうお一人の方にもお会いしたいなと思い、宮城県石巻市のお渡し会場へおじゃまして来ました。 お渡し時間の一番乗りで来てくださったAさんご夫妻は、マルチーズのY…

震災で消えた小さな命展・・・24

岩手県宮古市をたずねました。 命展2の最後の会場で、自分が描かせていただいた絵をお渡しすることが出来ました。宮古で被災されながらも、命展を支えてくださっている方たちともお会い出来て、嬉しかったです。 写真の景勝地は宮古市田老町にある「三王岩…

震災で消えた小さな命展・・・22

(スイス・ミューレンで出会ったかわいい家に住むウサギさん) 2度目の東京展が今日の夕方までで終了し、搬出を終えたと聞きました。 作業をしてくださった方たち、そしてパート1に続いてあたたかく会場を提供してくださった 一口坂ギャラリーの藤代さんに…

虹の中

8月の少ない雨量を取り戻すように、私の住む地域では9月に入ってから豪雨が続きました。 8月は、いつものんきな私にしては珍しく用事が重なり、あっという間に過ぎ去ってしまいました。作品を創っていた前半、あまりの猛暑に夏は終わらないのではないかと…

マユの主

ひょうたんの葉のかげにくるりとマユをつくって羽化を待つだれかを見つけました。 多分、この種類の植物によってくる蛾で、『害虫』と呼ばれるだれかなのでしょうが黙認していました。なぜなら、このイモムシはなんともお行儀よく1枚ずつ葉をたいらげ、芯を…

いるはずのない鳥

カンボジアで新種の小鳥が発見されたというラジオのニュースを聞きました。 ジャングルの奥深くではなくて、首都の建設現場で発見されたそうです。 今まで、その鳥を目にした人はいたのですが、 「まさかこのような場所に新種が生息しているはずがない…」 と…

梅雨明け翌日

雨どいから受けた雨水をためてあるバケツに、 小さな蛙が2匹なかよくとまっていました。 プールサイドで甲羅干ししているような雰囲気でした。 バケツの水は、蚊がわいてしまう前に庭にまくのですが、 あまりにお行儀よくそろって動かないので、しばらく待…

震災で消えた小さな命展・・・21

(台南三越会場入り口) 小さな命の絵たちが、再び海を越えて台湾へ行きました。 台湾南部の都市、台南での展示が25日からスタートしています。 命展のブログで紹介されている写真を見ると、素敵なディスプレイで飾られた立派な会場で開催されていました。有…

暮れない夜

(ゴーヤの赤ちゃん) 2日前の夏至は、梅雨らしい雨降りで陽の長さを実感できませんでしたが、昨日は晴れ間が多く、遅くまで明るい夕空が様々な雲をのせていました。 今年の冬に訪れたフィンランドでは、夏至のお祭りが行われているのと聞きました。 夏至を…

五月も終わり

(物干し竿にアマガエル) 今年もホトトギスが渡ってきました。 先週、小雨が降る夜明けごろ、よく響く声で「到着した!」と 宣言しているようでした。 ホトトギスというと『夏は来ぬ』という歌を思い出しますが、 歌詞にはホトトギスが忍び音をもらすという…

『なつかしさ』の縮尺

(初夏なのに 庭で咲く秋桜) 小学3年生の女の子たちが、1年生の教室が並ぶ廊下を歩きながら、 「うわ〜なつかしい!1年生のにおいがする!」 「ホント、なつかしいね。」 と大人びた口調で話していて、はっとしました。 (この子達は、2年前がすでに懐…

ウサギの耳みたいなラベンダー

(アボンビューラベンダー) 去年の母の日にプレゼントした鉢植えを母が庭に地植えし、 今年も花を開いてくれました。 母はラベンダーの香りと色が好きですが、香がとても良いイングリッシュラベンダーはうちの庭にはどうしても育ってくれないそうです。 残…

震災で消えた小さな命展・・・20

(雲の平原 四国地方上空) 福岡展が昨日17日までで終了しました。 私は、搬入の10日から14日まで行ってきました。 デパートのエントランスなので、命展を見ない人たちも 足早に行き交う場所でした。 ギャラリーと異なり、音や空気や外からの臭いなどが絶えず…

震災で消えた小さな命展・・・19

(韓国文化院ギャラリーMi) 昨日、東京での第一回目の展示が終了しました。土日をはさめなかったことと、 時間が17時までだったことで足を運びにくかったと思いますが、たくさんの方に観てもらえたそうです。 私は、3日に高校時代の同級生と訪れましたが、…

震災で消えた小さな命展・・・18

(こぼれた種から芽を出したコキアの赤ちゃんたち) 今日から神戸での展示が始まりました。 東北巡回中絵の依頼が追加され、途中から合流した8つの命たちは、 他の仲間たちと仲良くなったでしょうか。 展示していただいてる大丸デパートの神戸店は、 18年…

うすあかるい国

(イナリ湖のオーロラ Itoi氏撮影) ひな祭の今日、いたましいニュースが報じられていました。 昨日北日本に吹き荒れた猛吹雪が起こした事故…吹雪で車が立ち往生したことが 原因で、ほとんど方が自宅からすぐ近い場所で凍死されたそうです。 幾人もの命が亡く…

雪と氷の国②

(イナリ湖のオーロラ・Itoi氏撮影) オーロラの写真をいただきました。 私たちが空を仰いでいたすぐそばで撮影されたものです。 改めて、その美しさを思い返しているところです。オーロラが動くことを聞いて知ってはいましたが、 実際に空を動く光を見ると…

凶器が走る道②

(雲堤 シベリア上空) 猫を埋めた場所を間違って掘り起こさないように、球根を植えようと買いに行くと、立春を過ぎたこんな時期は、チューリップもムスカリもすでに芽を出している苗が売られていました。 まだまだ厳しい寒さが続くので、なるべく芽が出てい…

凶器が走る道①

(近所の畑 先週降った雪) 自宅から歩いて5分ほどの県道で、猫が命を落としていました。 実は珍しいことじゃありません。田舎の県道は信号などほとんどなく、 夜間や早朝は恐ろしいスピードで車が走り抜け、夜の長い冬場は特に、 朝になって悲しい事故を目…

雪と氷の国①

(凍結したイナリ湖の夜明け) 元旦から久しぶりに、友人と海外旅行をしてきました。 フィンランド。目的はオーロラ観測とムーミン美術館です。ヘルシンキから北へ約800km。 夜行列車と長距離バスを乗り継いでイナリという小さな集落へ行き、 オーロラを待ち…

2013年初めての雪

元旦からしばらく、雪と氷の国フィンランドへ行っていたので、 今日の雪を見る前にたくさん目にやきつけてきました。 目をつむると未だ真っ白な光景がよみがえります。 溶ける事の無い氷の結晶が空中を漂う澄んだ世界、本当に美しかったですが、 暖地で降る…